2011年3月25日金曜日

NetWalkerとポメラ

NetWalker PC-T1とポメラを利用していますが、あまり連携するような使い方はしていませんNetWalkerは、パソコンからデータを取り込んで、主にビューアとしての使い方をしています。一方、ポメラはパソコンとやりとりしながら文章を作成するという使い方はせずに、メモなどを記入することだけして、パソコンにデータを送った後はポメラに戻すようなことはしません。パソコンを中心に、それぞれ使っています。

そういうわけで、ポメラ(DM20)で作成したテキストデータをNetWalkerで使うことができるのか、いままで試していませんでした。ふと思い立ってポメラをNetWalkerに接続してみたところ、内蔵メモリもmicroSDカードも自動的にマウントされました。ポメラで作成したテキストはShiftJISコードになっていますが、geditで開くことで、読むことができました。個人的には、このような使い方はしないと思いますが、連携させて利用することも可能なようです。

試したNetWalker PC-T1のOSはUbuntu 9.04で、ポメラのソフトウェアはVer.1.0.1にアップデートしてあります。

2.0GBのメディアが、microSDカード
17.7MBのメディアが、本体にあるカレンダーメモの保存領域
94.3MBのメディアが、本体の保存領域

2011年3月19日土曜日

NetWalkerでカレンダーメモ

NetWalkerに、ポメラにあるようなカレンダーメモがほしいなと思い、wxPythonを使って作りました。
テキストの頭に記号をつけることで、スケジュールリストやToDoリストからざっと眺めることができます。
キーボードのついたPC-Z1だとより使いやすいかもしれませんが、PC-T1での手書き入力でもいけそうです。こちらからダウンロードできるようにしました。
Windowsで作成したので、pythonとwxPythonがインストールされていればWindowsでも動作します。


2011年3月4日金曜日

ポメラの使用感

近々NECからLifetouch noteというAndroid端末が発売されますね。テキスト入力に主眼をおいた、クラウド利用端末のようです。バッテリーによる長時間駆動とキーボードでのテキスト入力に主眼がおかれている点から、キングジムのポメラと役割がかぶりそうな機種でもあります。私は、ポメラDM20を2009年12月から1年以上使ってきましたので、そろそろ使用感を書いておきます。

個人的に感じている、他の端末と比べたときの魅力は、乾電池駆動でテキスト入力ができることだと思います。最近バッテリーでそこそこ長時間駆動できるものもあるようですが、バッテリーだと当たり前ですが充電しないといけないのですね。毎日、そのような端末を利用している人は、よいのでしょうけど、数日あけて使おうと思ったときに充電し忘れていると使えないわけです。乾電池駆動ならば、電池をいれればすぐに使えるようになります。乾電池駆動に魅力を感じるのは、使用頻度が関係してくるということでしょうね。

そのような使用頻度のポメラを、なにに利用しているかというと、まさにメモです。パソコンなどの作業操作ログの作成には便利です。作業しているパソコンでメモしてもよいのですが、テキストエディタのウィンドウに切り替えたりするのが面倒です。ダイアログのメッセージなどをメモするときにも、それを閉じずにメモすることができます。他に、議事録や会議のメモ作成に利用しています。半日かかるほどの会議のメモをパソコンでやろうとすると、電源がほしくなります。電源をつながずにやったときは、自動的にスリープ状態にはいる設定にしていたため、メモを書き込もうとするたびに、復帰する必要があり数秒待ったりしてしまいます。ポメラだとそのようなことはありません。ディスプレイは消えますが、一瞬で入力可能な状態になります。このようにちょっと複雑な作業をするときや、会議などのときにメモをすることに利用しています。毎日使用するというわけではないので、使用したいときにすぐに使える乾電池駆動のデバイスは便利です。充電の管理に気を回す必要もないのですごく気楽です。ポメラを使っていて一番よいと思ったのがこの点です。

次に、ポメラの特徴である折りたたみのキーボードについてです。ポメラは、収納するときのサイズがコンパクトになるように折りたたみのキーボードになっていますが、開閉機構があるため華奢な印象を受けます。購入前は心配でしたが、実際使ってみるとそれほど気になりません。慣れで、スッと開いて打ち始めることができます。キーボードの打鍵感は、こだわりがないので評価できませんが、タッチタイピングも十分に可能なものです。一点、右手の親指でスペースキーを押すのがやりづらかった印象でしたが、現在は問題なくできているので、慣れで解決してしまったようです。キーバインドの設定で、CAPSとCTRLキーを入れ替えることができるため、CTRL+Cなどのコンビネーションも慣れた感じで入力できました。

普段はディバッグに入れて持ち運んでいます。会議のときは、手に持っていきます。コンパクトなノートパソコン程度であっても問題ない使い方ですが、他の資料も手に持っているときは軽いポメラは楽です。

最近、キーボードと液晶を閉じた状態で、65cmほどの高さの机上から落としてしまいました。キーボードの開閉機構などの損傷を心配しましたが、無事でした。落ち方もよかったのでしょうが、自分が思っていたより丈夫だったようです。

使っていると、ほしいなという機能もでてきます。
一つは、カレンダーメモをSDカードにバックアップする機能です。カレンダーメモは、本体メモリに書かれるので、下手をすると消えてしまう可能性があります。外付けのSDカードにバックアップできるとよいと思います。DM5では外付けSDカードに記録されるようになったようです。

次に、PCとの接続用のクレイドルがほしくなります。データをPCに送るときに、USBケーブルをいちいち挿すのは面倒なのです。ポメラを置くだけでつながるクレイドルがあると便利だと思います。

たぶん要望が多いと思うけど、ATOKまわりは改善してほしいですね。変換候補にない単語にしばしば出会います。あわせて、ユーザー辞書の管理をパソコンででも行えるようにしてほしいです。テキストファイルからのインポートができると便利でしょうね。

あとショートカットキーにファイルを割り当てる機能があると、複数ファイル間で参照しながら書くときに便利でしょうね。

使用感のまとめ
○乾電池駆動なので、とっても気楽です。
○すぐに起動しテキスト入力ができます。
○長時間間欠的に入力が必要になる場合に便利です。
○キーボードの開閉機構は、しっかりしていてけっこう丈夫です。
○タッチタイピングも十分できます。
○キーバインドの変更でCTRLキーのコンビネーションも違和感がありません。
○漢字変換は、あまりよくありません。

ポメラの次のバージョンがいつでるのか楽しみですが、乾電池駆動でキーボードによるテキストが入力できるデバイスという立場は、そのままでいてほしいです。